妊娠中や授乳期、密かに気になる『乳首の黒ずみ』。
デリケートな部分のことだけに、誰にも相談できず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
これまで特に気にしてなかった方の中にも、授乳などで頻繁に目にするようになり、「あれ?こんなに黒かったっけ?」と愕然とした、なんて方もいるかもしれませんね。
実は私もその一人。これまで気にしたこともなかったのですが、授乳期に気づいて大ショック!!
これって元に戻るの?戻す方法は?ということで、今回は同様のお悩みを抱えているママのために、対策を探ってみたいと思います。
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目次
そもそもどうして黒くなるの??
乳首が黒ずむ原因は、メラニンの沈着です。
そう、我々女性を悩ます『シミ・くすみ』と同じなんです!!
妊娠すると、女性ホルモンの働きが活発になります。
それがメラニンを作り出す細胞・メラノサイトを刺激するために、メラニンがいつもよりたくさん分泌されてしまうんです。
よく、「妊娠中は焼けやすい」「シミができやすい」なんて言われますが、それにはこんな原因がかくされていたんですねー。
乳首に沈着を起こしてしまう理由については、まだ科学的にすべて解明されたわけではないようです。
授乳による刺激が原因じゃないかと早期に授乳をやめてしまう方もいるようですが、それがすべての要因という訳でもなさそうです。
黒ずみを予防するには?
できれば黒ずみを防いできれいな乳首を保ちたいもの。
そのために必要なのは次の2つです。
① 良質なビタミン・タンパク質をしっかり摂る
『ターンオーバー』という言葉をきいたこと、ありますよね?
シミ対策の化粧品などでよく使われているので、耳にしたことのある方も多いはずです。
肌表面の細胞は、およそ1~2か月ごとに生まれ変わっています。
皮膚の表面である表皮の最下層、『基底層』で生まれた細胞は少しづつ上に押し上げられていき、最後はアカとなってはがれ落ちます。
このサイクルをターンオーバーと呼ぶんです。
このターンオーバーを促進してあげることで、メラニンを蓄積させない肌づくりをすることが大切です。
そのためには、葉酸をはじめビタミンC、ビタミンE、ベータカロテンなどのビタミン類や、肌のもととなるタンパク質をしっかり摂るように心掛けましょう。
これは乳首だけでなく、美肌のためにも大事ですよ。
葉酸は言わずと知れたプレママとママ必須の栄養素。
積極的に摂取することで美肌も叶うなんて、最高ですね!
ただし、多くの栄養素が手軽に摂れる『マルチビタミン』タイプのサプリメントには、過剰摂取で胎児に影響が出やすいといわれているビタミンAが多く含まれていることもあるので、服用前には表示をよく確かめてくださいね。
② 紫外線を浴びすぎない。
メラノサイトを刺激する要因として、紫外線もあげられます。
やはり紫外線はお肌の大敵!UVカットクリームや帽子、サングラスや上着などをうまく活用し、体内に紫外線が侵入するのを防ぎましょう。
③ きつ過ぎるブラジャーを着けない。
肌がこすれて刺激されると、メラニンが沈着しやすくなるといわれています。
きつ過ぎるブラジャーで血流が阻害されると、母乳が出にくくなる原因にもなるので、授乳期は特にゆるめのブラジャーを着けるようにしましょう。
『黒ずみ対策クリーム』は使える?黒ずんでしまった後の対処法
気をつけて予防していても黒ずみを完全に予防できるわけではありません。
また、黒ずんでから気づいた、なんて場合もありますね。
そんな場合も、上記の『ターンオーバー促進』『UV対策』で回復してくるのを待ちましょう。
手っ取り早く改善したい!と市販の黒ずみ対策クリームやホワイトニング用サプリメントなど使いたくなりますが、乳首に直接塗るクリームは赤ちゃんの口に入ってしまいますし、サプリは乳汁中に分泌される危険性があるため、あまりおすすめできません。
今は焦らず、完全に授乳期が終了してから使うようにしましょうね。
まとめ
- 妊娠中や授乳期はホルモンの影響で乳首の黒ずみが起こりやすい。
- 原因はメラニンの過分泌。
- ターンオーバー促進やUV対策で予防しよう。
- プレママ必須の葉酸はシミ、黒ずみ対策にも効果的。
お腹の赤ちゃんに必須の葉酸が、ママの美肌づくりにも効果的なんて、まさに一石二鳥。
是非しっかり摂取したいですね。
ただ、他人に見られる場所でもないですし、多少の黒ずみはママの証!と割り切って、あまり気にしないようにすることも大切です。
一方、メラニンは身体の他の部位にも沈着しますから、顔や腕など、露出しやすい部分はUV対策をお忘れなく。