お子さんが1歳を過ぎると、周りのお友達で「卒乳したよー」なんて声も聞こえてきて、焦りを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、「卒乳ってどうすればいいの?」「断乳と何が違うの?」と疑問に思っている方も多いはず。
私も、上の子のおっぱい卒業のときは、どうすればいいか悩みました。
間違った方法でやると子どもの心を傷つけるんじゃないかと不安で・・・
そこで今回は、「卒乳と断乳の違いって?」「断乳ってどうやるの?」など、卒乳・断乳に関するあれこれについてお話してみたいと思います。
私の断乳体験記も記しているので参考になれば嬉しいです。
目次
そもそも卒乳と断乳の違いって何?
卒乳と断乳の違いを簡単に言うと、
- 子ども本人が納得して自分から辞めたら「卒乳」
=おっぱいを卒業すること - ママの都合で「この日まで」と決めて辞めたら「断乳」
=おっぱいを断つこと
ということになります。
響きだけみると断乳って悪いことみたいですが、寝つきが悪い、離乳食を食べてくれないなどの悩みが解消することも。
これらの効果を狙って敢えておっぱいを辞める、ということも多いのです。
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卒乳・断乳のメリット・デメリットは?
メリット
上にも書きましたが、断乳することによって、
- 夜泣きが治まる(寝つきがよくなる)
- 離乳食をしっかり食べてくれるようになる
などのメリットがあります。
ただし全ての赤ちゃんが当てはまるとは限りません。
結局夜泣きが治らない、おっぱいにも頼れない・・・と八方塞がりになる場合もあるので、ある程度の覚悟は必要です。
また、服薬の必要があり、やむを得ず断乳に踏み切る場合もあります。
デメリット
断乳のデメリットとしては、泣いた時、寝かしつけの時などおっぱいに頼れないことでしょうか。
一方、卒乳は子どもが納得して辞めるので、すんなり離れられることが多いです。
また、お互いに「やりきった」という満足感が残り、子どもの情緒も安定すると言われています。
しかし2歳を過ぎると吸う力も半端ないですし、歯が生えそろうと授乳中噛まれることもあり、お母さんの負担は大きいですね。
また、「いつまで続けるの?」と周りがうるさかったり、ママ自身「いつになったら終わるのかな?」と憂鬱になることがあるかもしれません。
断乳するときの注意点は?
もし時期を決めて断乳すると決めたら、成功のコツはただひとつ、ママの意志がぶれないことです。
最初の3日くらいはおっぱいを欲しがってものすごく泣きます。
そこで「やっぱり可哀そうだから・・・」とおっぱいをあげてしまうと、子どもは「泣けばもらえる」と誤学習してしまいます。
「おっぱいはもうないよ。赤ちゃんじゃなくなったね。偉いね」とたくさん褒めてあげつつ、おっぱいから気を逸らしてあげましょう。
可能ならば、パパや周りの大人に協力してもらって、断乳が成功するまでは抱っこやお風呂、寝かしつけなどを代わってもらうとスムーズです。
断乳成功まで…私の断乳体験記
ここで、参考までに我が家の断乳体験記をお話しますね。
上の子1歳半のとき、そろそろ第二子を・・・という思いと、夜泣き・噛みつきの辛さから断乳を決断しました。
ステップ① カレンダーに印をつけ、カウントダウンする
長期の帰省に合わせて断乳を決行することにしました。
その方が大人の手が多く、子どもをおっぱいから離しやすいと考えたからです。
まだほとんど喋れない頃でしたが、きっと分かってくれてると信じて、毎朝カレンダーに大きく×印を書き、「この日になったらおっぱいさよならだよ。あと〇日だね。たくさんおっぱい飲ん
でくれてありがとね」と話し続けました。
ステップ② 決行
いよいよ決行の日、朝しっかりと授乳して「じゃあこれでおっぱいさよならね。おっぱいアンパンマンに変身するよ」と、アンパンマンの絵を描いた絆創膏でしっかりと乳首を隠しました。
その後、へとへとになるまでパパや父母に遊んでもらい、夜はパパに抱っこされてすんなり寝てくれました。
戦いはその後。
夜中に目を覚ましても、寝かしつけにおっぱいが使えません。
ひたすら抱っこして、泣き疲れて眠るという夜が3日続きました。
4日目、たまたまつけていたCDで、寝かしつけに成功しました。
それからしばらくは入眠儀式としてそのCDが手放せなくなりましたが、布団に入って音楽を聴きながらごろごろしているうち
に眠れるようになりました。
ステップ③ ママのおっぱいケア
最初の1週間は、おっぱいがかちかちに張って、痛くて仕方がありませんでした。
子どもの目を盗んでは搾乳し、圧抜きをしていました。
1週間を過ぎる頃からすこしずつ張りが取れていきました。
本当は母乳外来や助産院できれいに搾ってもらうとよいのですが、結局行けず。
第二子の時に「おっぱいの残りかすがしこりみたいになってる」と言われました。
断乳後はホルモンバランスも変わるため、しっかり休息を取りつつ、可能ならばプロにおっぱいケアしてもらうと、次の子の授乳やおっぱいの形をきれいに保つのに効果的です。
まとめ
- 「卒乳」は子ども自らやめること、「断乳」は親の意志でやめさせること
- 「卒乳」「断乳」それぞれにメリット、デメリットがある
- 「断乳」すると決めたらぶれないこと
卒乳でも断乳でも、おっぱいをやめたあと子どもは精神的にぐっと成長します。
今までおっぱいに慰めてもらっていた子が、抱っこだけで気持ちを落ち着かせることができるようになり「おやすみ」と添い寝するだけでぐっすり寝てくれるようになりました。
おっぱいというツールがなくなるだけでこんなに成長するんだ、と感動したし、逆におっぱいがなくても親子の関係性が崩れることはありませんでした。
もちろん子どもによって適切な時期はありますが、ママが「今だ」と感じたときは子どもも成長するタイミングなんでしょうね。
是非、親子共々納得できる「おっぱい卒業」になりますように。