意外と多い！？産前産後の尿漏れ対策みんなはどうしてる?

妊娠中はいろいろなマイナートラブルの連続。

中でも、尿漏れは意外と経験者が多い割に、恥ずかしさもあって表に出にくく、密かに悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

あるアンケートによると、妊娠中～妊娠後に尿漏れを経験したという女性は何と7割にものぼり、決して珍しい話ではないことがわかります。

実は私もその一人。

妊娠中に始まった尿漏れは、出産後２年以上たった今でも時々出現しています(涙)

そこで今回は、尿漏れが起こる原因、少しでも軽減させるための対策についてお話します。

どうして起こる？妊娠中の尿漏れ

妊娠中は、大きくなる子宮が膀胱に覆いかぶさるような格好になるため、膀胱に圧力がかかり、尿が漏れやすくなってしまいます。

そのため、妊娠後期になると、赤ちゃんの重みでどうしても尿漏れが多くなるのです。

また、子宮の重み以外にも、カンジダ膣炎などの感染症によって起こることもあるようです。

尿漏れかと思ったら実は破水だった・・・ということもあるので、気付いたら産院で相談してみることをおすすめします。

膀胱の圧迫は出産までどうしようもないですね。

妊娠中は、尿漏れ専用のパッドなどを利用してしのぐのが一番です。

普通の生理用ナプキンに比べて吸水力が高く、においも気になりません。

「買うのが恥ずかしいわ」という方のために、マタニティーマーク付きの商品もありますよ。

また、尿漏れに有効といわれる骨盤底筋トレーニングは、腹圧を高める可能性があるため、必ず主治医に確認してから行うようにしましょう。

妊娠後は出産により骨盤底筋がゆるむので、そのまま放っておくと後々尿漏れが起きる可能性があります。

赤ちゃんを抱きあげたときやくしゃみをしたときなど、ちょっとお腹に力が入っただけで出ちゃうこともあり・・・ショックですよね。

私自身、どちらかといえば出産後のほうが頻度が高くなりました。

出産後の尿漏れについては、骨盤底筋のトレーニングが有効です。

仰向けに横になり、陰部全体を締めながら引き上げるようなイメージで腰を上げ、10～15秒程度キープします。

詳しいやり方はこちらの動画がわかりやすいです。

このやり方は簡単なうえ、子どもと添い寝でも横でこっそりとできるのでおすすめです。

下半身のシェイプアップ効果についてはコメントを控えますが(笑)、尿漏れの頻度は減ってきているので、続けていけば効果ありそうです。

また、産後すぐから骨盤ベルトを着用することで、尿漏れだけでなく下半身太りの予防にも有効です。

トレーニングはなかなか余裕がなくてできないわ・・・という方は、骨盤ベルトだけでも使用してみてはいかがでしょうか。

妊娠中や出産後に尿漏れを予防するのはなかなか困難です。

ですが、身体にやさしい出産を心がけることで、尿道や膀胱を守り、産後の尿漏れを軽減させることができるそうです。

吸引分娩のように急激に進む分娩や、長時間にわたる分娩で、尿道を傷つけたり、骨盤底筋がゆるんだままになってしまうのが産後の尿漏れの一因なんだとか…。

妊娠中から過度の体重増加を防ぎ、適度な運動を心がけるなど、難産にならないような身体づくりを心がけておくのも大切なんですね。

尿漏れは骨盤底筋がゆるむ40代以降から起こることもあり、完全に予防することは困難ですが、普段から骨盤底筋を意識した生活を心がけることで多少防ぐことができそうです。

妊娠中はなかなか打つ手がないので、産後の今から、次の出産や将来に備えて少しずつ準備を進めておきたいですね。

骨盤底筋トレーニングだけでなく、歯磨きをしている時や料理中など、下腹部に力をいれるよう心がけておくだけでも違いますよ。

尿漏れの悩みが少しでも軽減されるといいですね。