赤ちゃんが産まれたとき、産院で言われた人も多いはず。

生まれたばかりの赤ちゃんの授乳間隔は、3時間が目安です」と。

 

けど、いざ自宅に帰ってみると、入院中はうまくいっていたはずの授乳がうまくいかない、授乳間隔が短すぎる・・・

ということはありませんでしたか?

 

今まさに悩んでいるあなた!

大丈夫です、意外とよくある話なんですよ。

実は我が子も、一度おっぱいをくわえたが最後、「おまえはスッポンか!」とツッコみたくなるくらい、お乳を離さない子でした。

やっと離れて一時間くらいで「あれ!?もう次の授乳の時間」みたいな感じで。

授乳中って他に何もできないし、お乳を咥えられてるのが続くとだんだんイライラっとしてきますよね。

そこで今回は、授乳間隔をあけるための方法をいくつかご紹介します。

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授乳間隔があかないのはなぜ?原因を考えよう

『授乳間隔があかない』赤ちゃんには、2つのタイプがあります。

①満腹感がなくて、頻回授乳になる

②授乳に時間がかかり過ぎ、すぐ次の授乳の時間になる

 

①の「満腹感がなくて、頻回授乳になるタイプ」は、上手におっぱいを吸えてない、またはお母さんのおっぱい分泌量が少なくて、お腹いっぱいになれないパターンです。

おっぱいが足りない→すぐに消化されお腹がすいてしまう→泣く→おっぱいをあげる→足りない・・・

という悪循環で、間隔は短く、回数も増えてきます。

 

おっぱいをあげ終わってすぐに泣くようであれば、試しに少しだけミルクを足してあげてみましょう。

授乳直後でもよく飲むようであれば、おっぱいの量が足りていないのかもしれません。

一日何度かはミルクを足してみつつ、おっぱいもしっかり吸わせて、母乳の分泌量を増やすよう努力してみましょう。

分泌量不足が心配なときは、地域の保健センターや助産所に相談してみるのがおすすめ。

赤ちゃんの体重増加から母乳分泌量を計算してもらえます。

赤ちゃんの発育相談もできるので、安心できますよ。

 

 

②の「授乳に時間がかかり過ぎるタイプ」は、大体3時間おきに泣くものの、一回の授乳にかかる時間が長すぎて間隔が空かないパターン。

単に口寂しかったり、おっぱいにつよいこだわりがあったりして、乳首を離させると泣いてしまうというタイプです。

この場合、おっぱい自体は足りているので、ミルクを足してあげてもあまり飲もうとしません。

 

お子さんがどちらのタイプか、何となくつかめましたか?

タイプ別 授乳間隔をあける方法とは?

さて、お子さんのタイプがつかめてきたところで、それぞれ対策を考えましょう。

満腹感がなくて、頻回授乳になるタイプ

①のタイプの赤ちゃんは、授乳量を増やしてあげれば次の授乳までの間隔があいてきます。

お母さんの母乳分泌量がある程度ある場合は、赤ちゃんが上手に吸えるようになるまで根気よく吸わせましょう。

 

ただ、あまり無理強いすると赤ちゃんも疲れてしまいます。そういう時には、搾乳したものを哺乳瓶で飲ませるという方法もあります。

 

赤ちゃんが吸ってくれないと、せっかくたくさん分泌していても身体が『必要ないのかな』と勘違いして出なくなってしまうので、搾乳やおっぱいマッサージを続けて、分泌量を減らさないよう努力してくださいね。

練習しているうちに赤ちゃんも吸うのがだんだん上手になるので、哺乳瓶に頼らなくてもしっかり飲めるようになります。

 

母乳の分泌量が少なめという場合も、とにかくまずは吸わせましょう。

おっぱいに刺激が加わることでだんだん母乳が作られてきます。

両方5~10分ずつ吸わせて、赤ちゃんが疲れてしまう前に、少しミルクを足してあげるとよいでしょう。

授乳に時間がかかり過ぎるタイプ

②のタイプの赤ちゃんの場合、自分からおっぱいを離してくれなくても、お母さんの指で外してあげて、10分で反対側に交代させるようにします。

 

赤ちゃんにも「こっちのおっぱいがいい!」と好みがある場合もありますが、ずっと同じほうばかり吸わせていると、母乳の濃度も変わってくるし、おっぱいの大きさに左右差ができてしまい、審美的にもあまり好ましくない事態になってしまうので要注意ですよ。

 

母乳がしっかり分泌されていれば、20~30分もあればだいたい満腹になっているはずなので、だらだらモードに入りそうなときは多少ぐずっても授乳を切り上げ、抱っこやゆらゆら、お外の空気を当てるなど気分転換してあげてください。

おっぱいへのこだわりで授乳をせがむときは、可能ならばおしゃぶりの使用も視野に入れると、お母さんの負担軽減になりますよ。

おしゃぶりの使用には賛否両論ありますが、お母さんがあまりにも辛いなら頼ってもいいんじゃないかな、というのが私の持論です。

ずっと泣いてる赤ちゃんをみてるのも辛いですしね・・・

まとめ

  • たくさん飲めない赤ちゃんは、ミルクや搾乳も併用
  • だらだら飲みたい赤ちゃんは、ある程度の時間で区切って気分転換を

こんな感じで、授乳間隔を少しずつ延ばしていきましょう。

授乳タイムは本来赤ちゃんにとってもお母さんにとっても幸せタイムであるはず。

それがストレスになってしまっては悲しいですよね。

赤ちゃんのタイプを理解することで、授乳タイムがもっと楽に、楽しくなりますから、ぜひやってみてくださいね。