赤ちゃんを病気から守るために必要不可欠な予防接種。
しかし、数が多すぎて混乱してしまいますね。
特に最近歳の離れたお子さんを出産された方!「えっ、昔と違う!?」とびっくりしませんでしたか?
実は我が家もこのパターン。
歳の離れた下の子が生まれたとき、「予防接種ってBCGからじゃないの!?」と驚いたものです。
そこで今回は、予防接種今昔の話も交えながら、2017年現在の予防接種スケジュールについてお話しようと思います。
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予防接種は年々変化している!?数年前と比べてみた
知ってましたか?
実は予防接種は、年々変化しています。
試しに、我が家の上の子(現在小学生)と下の子(現在2歳)の母子手帳を見比べてみます。
上の子
- 3か月 BCG、ポリオ(経口生ワクチン)
- 5か月 3種混合1期1回目
- 6か月 3種混合1期2回目
- 7か月 3種混合1期3回目
下の子
- 2か月 ヒブ1回目、肺炎球菌1回目
- 3か月 ヒブ2回目、肺炎球菌2回目、4種混合1期1回目
- 4か月 ヒブ3回目、肺炎球菌3回目、4種混合1期2回目
- 5か月 4種混合1期3回目、BCG
いかがですか?
たった数年でこの変わりよう。
今年出産された方から見たら、「3種混合?ポリオ?何それ?」っていう感じではないでしょうか。
上の子の時には、まだヒブも肺炎球菌もなかったので、下の子の時、スケジュールを渡されて、その過密っぷりに驚いたものです。
このように、予防接種のスケジュールは年々変化しています。
赤ちゃんが産まれたら、必ず最新版の情報を調べるようにしてくださいね。
予防接種は事前の計画が命です!
赤ちゃんが1歳までに受けるワクチンは6~7種類、15回以上もあるといわれています。
1か月健診の頃までに各自治体から「予防接種の手引き」みたいなものももらえますが、自分で計画を立てて病院を予約するのは大変です。
なので、1か月健診が終わったら、早めにかかりつけの小児科を受診して、ワクチン接種スケジュールを立ててもらいましょう。
接種ワクチン数の多いこの時期の接種は、同時接種が可能といわれています。ただし同時接種をあまり好まない医師もいるので、これらの調整も含めて、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
予防接種は生後2か月から!効率的なスケジュールとは?
予防接種は、2か月の誕生日から接種が可能です。
では、実際2か月から予防接種を始めたとして、どのようなスケジュールになるのでしょうか?
※記載しているのは主なもののみです。
また、個別の対応が必要な場合もありますので、あくまでも参考程度にしてくださいね。
- 2か月 ヒブ①、肺炎球菌①、B型肝炎①、ロタウイルス①
- 3か月 ヒブ②、肺炎球菌②、B型肝炎②、ロタウイルス②、4種混合①
- 4か月 ヒブ③、肺炎球菌③、ロタウイルス③、4種混合②
※ただしロタウイルスは2回接種のタイプもあります。 - 5か月 4種混合③、BCG
- 1歳 MR(麻しん・風疹混合)①、水痘(水ぼうそう)①、おたふくかぜ①
- 1歳1か月 ヒブ④、肺炎球菌④、4種混合④
- 1歳3か月 水痘(水ぼうそう)②
- 3歳 日本脳炎①②
- 4歳 日本脳炎③
- 5歳 おたふくかぜ②
- 9歳 日本脳炎④
こうやって並べてみると、1歳代は本当に大変ですね。
この他に、季節性のインフルエンザワクチンなども接種する必要があります。
いかに最初の計画が重要か、お判りいただけたでしょうか。
やっぱり大切!予防接種
予防接種の中には、ロタウイルスや水ぼうそう、おたふくかぜなど、集団生活をしていると避けては通れないものもあります。
「かかっちゃえば免疫もできるし、わざわざ接種しなくていいんじゃない?」という声も聞きますが、やはりワクチンを事前に接種しておいたほうが、重症化を防ぐには効果的です。
実際、ロタを接種していない上の子は1年に1回は必ずどこからかウイルスをもらってきて発症してましたが、接種済みの下の子はかかっても軽症で済んでいます。
特に保育園・幼稚園などの集団生活に入る前には、接種しておくと安心ですよ。
まとめ
- 予防接種は2か月になったらすぐ開始!
- 事前にかかりつけ医で接種スケジュールを立ててもらうと安心
- 自然免疫に頼らず、積極的にワクチンを接種しよう
接種スケジュールの立て込む1歳代は本当に大変ですが、接種を忘れて後で後悔しないためにも、効率的に進めていきたいですね。
赤ちゃんの命を守るためにも、しっかり計画をたてて、きちんと接種しましょう。