赤ちゃんのお世話の中でも割と大変なのが、夜間の寝かしつけ。
昼間、赤ちゃんのお世話と家事、さらには上の子の育児などでクタクタのママ自身、一刻も早く横になりたい!!今夜こそゆっくり眠りたい!!と日々願っています。
ですが、赤ちゃんはすんなり寝てくれる日ばかりではありません。
また、腕のなかですやすやと寝息を立てはじめた赤ちゃんを見て、「やっと寝た!私も寝られる!!」とそーーっと下ろした瞬間、目を覚まして泣き出しちゃった…ということもしばしば。
ですが、ママ自身、睡眠が足りなくなってくるとストレスもたまりますし、健康を損ねてしまうことにもなりかねません。
何とか夜だけでも睡眠を確保したい、とお思いのママの中には、『添い乳』ってどうなの?と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、上の子の時から夜間添い乳している私の経験から、添い乳のメリット・デメリットを解説してみたいと思います。
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目次
そもそも私が添い乳をはじめたワケ
うちの上の子は、産まれたばかりの新生児の頃からいわゆる『背中にセンサー』がついているタイプ。
やっと寝た!と布団に寝かせた瞬間起きてしまい、母である私だけでなく助産師さんの手も煩わせてしまう赤ちゃんでした。
そこでベテランの助産師さんが勧めてくれたのが『添い乳』。
これなら授乳しながら寝かしつけることができるので、ベッドに寝かせた瞬間起きてしまうリスクは避けられます。
上の子は冬産まれだったこともあり、冷え込む夜間でも暖かい布団から出なくてもいいことから、ついついそのまま卒乳まできてしまいました。
添い乳のやり方は?
産まれたばかりの新生児の添い乳には、ちょっとコツがいります。
赤ちゃん自身まだおっぱいの吸い方に慣れていないので、ママが横になった状態でおっぱいを咥えさせるのがちょっと大変。
赤ちゃんを抱きよせながら、おっぱいで鼻をふさがないように気をつけつつ、おっぱいをつまんで乳輪の深い位置までしっかり咥えさせるようにします。
赤ちゃんの姿勢が安定しないときは、赤ちゃんの背中側に丸めたバスタオルなどをはさむとやりやすいですよ。
こちらの動画が参考になります。
添い乳のメリット
夜間の授乳が楽
添い乳最大のメリットはこれ。
夜間、眠気と闘いながら身体を起こして授乳するのは結構億劫ですが、添い乳ならおむつ交換だけささっと済ませれば、あとはごろんと横になったまま終わらせることができます。
大抵そのまま赤ちゃんが寝てくれるので、ママの体力的にも大助かり。
寝かしつけに便利
うちの上の子のように、『背中にセンサー』がついているんじゃないかというほど、寝かしつけたはずなのに布団に身体が触れた瞬間起きてしまう過敏なタイプの赤ちゃんには、最初から寝かせたまま授乳できる添い乳が本当に便利です。
夜泣き対策
夜泣きのたびに起きてゆらゆら…はツライですが、添い乳ができれば泣き始めたらおっぱいでなだめることができ、楽になります。
夜間は赤ちゃんの泣き声も響きやすいので、あまり長時間泣かせるわけにもいかないですしね…。
添い乳のデメリット
一見とても便利で楽そうな添い乳ですが、もちろんデメリットもあります。
『ねんね=おっぱい必須』になりやすい
隣に寝ているママにはいつでもおっぱいがくっついている状態。
赤ちゃんが大きくなればなるほど、ねんねにはおっぱいが必須、という図式ができやすくなります。
夜泣きの原因になる
添い乳の場合完全に寝入るまでおっぱいを咥えていることが多いので、目が覚めた瞬間おっぱいがないことにびっくりして、夜泣きに繋がることがあります。
卒乳・断乳が遅くなる
夜間起きる必要がないので、ママもそんなに負担を感じません。
そのため、やや卒乳・断乳が遅くなる場合があります。
腰痛の原因になる
私みたいに貧乳の方は特に、赤ちゃんが咥えやすい姿勢をキープしようとして、反り腰ぎみになることがあります。
長時間・長期間の反り腰は当然、腰痛の原因に…。
見栄えが悪い
添い乳でおっぱい全開のところにパパが帰宅…ちょっと気まずい空気が流れます…。
特に夏場は気をつけましょう。
添い乳ライフを快適に過ごすために
その楽さからどうしてもダラダラと続けてしまいがちな添い乳。
ママの体力が落ちている時には大助かりですが、比較的体力に余裕があるときにはなるべく抱っこで授乳し、下ろしてもねんねできるよう赤ちゃんを慣らしていく必要もあります。
また、最も重要なのは、添い乳のときには
- おっぱいで赤ちゃんが窒息していないか
- 誤って赤ちゃんを押しつぶしていないか
をよく確認しながら行うこと。
くれぐれも隣で熟睡しないよう、充分気をつけておいてくださいね。
できれば、赤ちゃんが熟睡してしまう前におっぱいを外すようにすれば、夜泣きに繋がる確率が下がります。
添い乳である程度寝かせる→背中トントンや布団でくるむなど添い乳以外の方法で寝付くよう誘導する、というのが理想的。最初は難しいですが、少しずつチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
- 添い乳するかどうかはママの体力に応じて考えよう
- 添い乳中は赤ちゃんの安全確保を
昼間笑顔で赤ちゃんのお世話をするためにも、なるべくママ自身ストレスが溜まらない方法を選択する必要があります。
添い乳もそのひとつ。赤ちゃんによって合う・合わないもありますが、夜間の授乳が辛いな、と感じたら、無理せずこのような方法もためしてみてくださいね。