妊娠中はホルモンバランスの変化により、誰しも便秘になりやすくなります。
長引く便秘はママの健康や美容によくないだけでなく、お腹の赤ちゃんにも負担がかかります。
お腹も張りやすくなってしまうし、出来れば一日も早くスッキリしたいですよね。
実は私も、妊娠中はかなりガンコな便秘でした。
妊娠前はそんなに悩んだことがなかったので、
「どうしよう、薬とか飲めない時期なのに、どうやって治したらいいの?」とパニックに。
でも大丈夫。
妊婦さんでも試せる方法はいろいろあったんです。
そこで、今日は私が実際に試した便秘解消法をご紹介します。
水分を摂る
妊娠中は便秘でなくても水分が必要です。
理由は羊水や、赤ちゃんに栄養を送るための血液循環量が増えるから。
私は妊娠中期からむくみがひどかったので、最初水分を摂るのはかなり躊躇していました。
主治医に相談すると、「水分は積極的に摂って大丈夫」と言われて、それからはしっかり水分を摂るようにしたら、少しずつ便が軟らかく、出しやすくなってきました。
ちなみに、むくむからといって水分摂取を控えるのは絶対NG。
妊娠中のむくみは、血液量が増えたり、赤ちゃんが血管を圧迫することで起こります。
つまり、水分が多すぎてむくむということはないのです。
妊婦さんでなくても体内の塩分濃度が高くなると、これを改善しようとして細胞外に水分が排出され、結果むくみに繋がることがあります。
塩分の摂り過ぎ、脱水には気を付けましょう。
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油分を摂る
汚い話で恐縮ですが・・・
わたし、ポロポロの『ウサギの糞』状態でした。
硬くてなかなか出せないし、あまりいきむと腹圧がかかってよくないし・・・
と困っていたとき、テレビで観て藁にもすがる思いで実行したのが、『良質の油を毎日少しずつ摂る』方法。
具体的には、オリーブオイルを毎日、ドレッシングにしたり野菜炒めにしたり、パンにつけたりして摂るようにしていました。
便に油膜ができ、つるんと出しやすくする効果があるんだとか。
ちなみに、購入するなら是非「エキストラバージン オリーブオイル」をおすすめします。
ちょっと高価ですが、赤ちゃんが産まれたあとも、便秘のときに綿棒につけて浣腸するのに使えたり、ベビーマッサージに使えたりと、何かと便利ですよ。
食物繊維を摂る
食物繊維といえば、サツマイモやレタスが浮かびますね。
実はこれらは不溶性食物繊維。
摂りすぎると、腸で詰まって逆に便が出にくくなるのだとか。
私は最初それを知らずに、レンジでふかしたサツマイモをたくさん食べていて・・・
便秘はひどくなるし、体重は増えるしで、大失敗。
泣きたくなりました。
便秘解消には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維、両方をバランスよく摂ることが重要。
水溶性食物繊維は海藻類や豆類、果物などにたくさん含まれているんですって。
私もそれを知ってからは、なるべく使う食材の数を増やすように心掛けました。
とはいえ何品目も作るのは手間なので、いろんな野菜を刻んで冷凍しておき、気分にあわせて好きな味の具沢山スープにして食べていました。
これなら1品でお腹いっぱいになるし、身体も温まるのでおすすめですよ。
乳酸菌を摂る
ヨーグルトや納豆がいいと聞いて、なるべくそれらを積極的に摂るようにしました。
特に納豆は葉酸や血液サラサラ効果のナットウキナーゼが豊富、ということで、ちょっと苦手でしたが頑張って食べるようにしていたら、出産前にはすっかり納豆の虜に。
また、ヨーグルトはいろんな味が各社からでているので、つわりのときなど食べやすい味を探してみてもいいかもしれませんね。
ちなみに、メーカーや製品によって使用している乳酸菌が違います。
A社のほうが美味しいけどB 社のほうが便秘には効果あり、ということは多いので、いろいろ食べ比べてみて下さい。
運動する
「運動不足もよくない」と聞き、時間のあるときには散歩に行きました。
本当はヨガやスイミングもやってみたかったけど、なかなか時間が取れず、歩くのが精いっぱい。
それでもいい運動にはなっていたようで、しばらく散歩を続けていると、便通もよくなってきましたよ。
余談ですが、便秘の時って、つい下腹部を『のの字』にマッサージしませんか?
あれ、妊婦さんがやると、赤ちゃん撫でてるだけになりますよー。
腸は子宮の上部~背骨側に押しやられているので、撫でるならまだお腹の膨らみの上のあたりのほうがいいそうです。
薬を飲む
「食事に気を付けても、運動しても、どうしてもダメ!」というときは、主治医に相談して、妊娠中でも安心して飲める薬を処方してもらっていました。
薬効成分が少なめなのか体質に合わなかったのか、残念ながら飲んだらスパッと楽になる、という程ではなかったです(汗)
けど、「どうしようもなければこれがある」と思えて、安心はできました。
まさにお守りのようなものですね。
私がもらったのは錠剤タイプでしたが、症状によっては飲む量を自分で調節できる液体タイプもあるようです。
まとめ
- 水分を摂る
- 油分を摂る
- 食物繊維を摂る
- 乳酸菌を摂る
- 運動する
- 薬を飲む
以上が、私が試して効果のあった方法です。
便通を整えることは、すなわち生活習慣を整えること。
バランスのとれた食事や適度な運動は、お腹の赤ちゃんの健やかな成長にも欠かせないものですよ。
いろいろ試して、ぜひ自分の身体にあう方法を見つけてくださいね!