2~3歳といえば、幼稚園や保育園への入園を控え、そろそろ入園準備を…と思い始める頃。
制服や持ち物は準備しやすいですが、問題は子どもに何をどこまで教えておくべきか。
中には、「まだおむつも外れてない…」と悩んでいるママもいらっしゃるのではないでしょうか。
我が家も、上の子の幼稚園入園前は本当に頭の痛い日々を過ごしました。
何しろおむつも外れてない、自分の名前も読めない。
親のほうも初めての幼稚園ですから、「何をどこまでできていないと困るのか」がさっぱり把握できなくて、子どもより親のほうがドキドキしまくってました(笑)
でも大丈夫!意外と何とかなるものです。
ですが、「それでも心配・・・」というママのために、我が家が体験した、最低限できていたら安心なこと、逆にできてなくても大丈夫なことについてお話したいと思います。
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目次
これができていたら安心!なたった2つのこと
入園前にやっておきたい準備はいろいろありますが、あれもこれもと欲張っては子どもも混乱しますし、せっかく楽しみにしていた園生活がプレッシャーに感じてしまうことも。
ですから、最低限この2つができていれば、その他の事は後回しでも大丈夫です。
① 早寝・早起き・朝ごはん
園生活がスタートすると、毎朝決まった時間に起きて朝食をとり、準備をして園に向かわなくてはいけません。
どれだけ朝に弱くても、4月からは6~7時台に起きなくてはいけなくなります。
春からの生活リズムに早く身体を慣らすためにも、そろそろ早寝・早起きの習慣をつけるようにしましょう。
そのためには、まずは夜9時までには寝れるように生活習慣を整えること。
これは声かけだけでは絶対にうまくいきません。
夕食やお風呂の時間を早めに設定し、親がそのリズムに慣れなくてはいけません。
夜早く寝れば、その分朝早く起きやすくなるので、まずは早寝から徐々に取り組んでみてください。
それから朝ごはん。園では大抵おやつはありません。
お昼ご飯の時間までしっかり活動できる体力を保つためにも、朝はしっかり食べる習慣をつけましょうね。
※園によっては朝必ず排便まで済ませてくるように、といわれることもあります。
これもまず朝ごはんをしっかり食べる習慣付けから始めましょう。
子どもによっては朝は緊張や慌ただしさから排便できない子もいますので、園から言われたから、と無理強いしないようにしてあげてくださいね。
(うちの子はいまだに帰宅後真っ先にトイレに走るタイプです…笑)
② 同年齢の子どもと触れ合う
園では同年齢の子どもたちと長時間一緒に過ごします。
ですから、『同年齢の子ども』を『知っておく』というのがとっても大切です。
兄弟やそのお友達と仲良く遊べているから、と高をくくっていると、同年齢は苦手だったというのは意外とよくある話。
自分より上の年齢のお友達は、ルールや年下を可愛がることを知っているからうまく遊べます。
自分より下の年齢のお友達は、優しくするのは自分だと分かっているからうまく遊べます。
しかし自分と同年齢のお友達は、すべての条件が同等です。
すなわち、自分が譲るばかりでも譲られるばかりでもなく、取り引きをしながら遊ばなくてはならないのです。
自分と同年齢のお友達がどんな動きをするのか、それを知っているか全く未経験かで、入園後大きく差が出ます。
プレ幼稚園や一時預かり、年齢別に開催されている地域の親子教室などを利用して、同年齢のお友達としっかり触れ合わせてあげてください。
またママは、同年齢の子どもの輪に入ったとき、自分の子どもがどのような動きをするかをよく観察しておきましょう。
お友達のおもちゃを取ってしまう、人の輪に入れないなど、気になることがあれば事前に園側に伝えておくことで、入園後の対応がスムーズになります。
プレや年齢別親子教室は、幼稚園や保育園で同学年になる親子と事前に知り合える良い機会になるので、もし近くに開催されていれば積極的に参加してみましょう。
子どもの友達づくりだけでなく、ママの知り合いづくりにも役立ちますよ。
これはできてなくても大丈夫!!
上の子の入園時は、あれもこれも…と焦っていろいろ教えようと頑張っていた私。
ですが、今思えばこれは必要なかったなーと思えることを挙げてみました。
名前の読み書き
自分の名前くらい読めないとどれが誰の持ち物か分からなくなって困るのでは…と、入園前に必死に教えてました。
その後、下の子が1歳で保育園に入園。
文字など何も分からないはずの乳児クラスの子でも、自分の鞄や制服などをきちんと取ってこれるのを見て、特に必要なかったんだなーと気づきました。
園では、持ち物は所定の位置に置く、絵柄シールなどでマークをつけるなどで持ち物を分かりやすく保管しています。
ですから最初は字が読めなくても心配する必要はないんです。
2年保育での入園でも最低限自分の名前が読めていれば大丈夫。
その他の読みや書きは興味が出ればあっという間にできるようになりますよ。
呼ばれたら返事をする
これ、プレでも取り入れられていたので、できることが必須なのかと焦って猛練習したんですが…
親子参加のプレでは恥ずかしがって一度も返事しなかった我が子も、入園後、ひとりで登園するようになってからはきちんと返事できるようになったそうです。
集団の力ってすごいですね…。
好き嫌いなく何でも食べる
給食の出る園では、家では食べない野菜なども残さず食べることが求められます。
ごはん・うどん・豆腐など『白いものしか食べない』超がつくほど偏食だった我が子、最初はどうなることかと心配しましたが…
こちらが呆気にとられるほど、あっさりと野菜嫌いを克服してくれました。
子どもいわく、「給食はあったかいし、みんなで食べるからおいしい!」とのこと。
確かに、午前の活動でお腹ぺこぺこにして食べる給食は格別なのかもしれませんね。
どうしても嫌いなものや、もともと食が細い場合は、事前に相談しておけば最初から量を減らしてもらうなど対応してもらえます。
また、アレルギーも必ず事前に園に伝えておきましょう。
数唱、色、量、時間などの理解
某通信教育などでは1歳代で普通に出てきたりして「ちゃんと分かってないのってうちの子だけ!?」と焦りがちですが…
年少の懇親会のとき、この話題で持ちきりだったので、うちの子だけじゃないんだ~と安堵した覚えがあります。
これも興味が出てくればいつの間にか覚えているので、焦る必要はありませんよ。
気になる場合はおやつを分けるときに「1,2,3…」と数えたり、わざと5個と3個に分けて「多いほうをどうぞ」と言ってみるなど、日常のなかに数や量の概念を積極的に取り入れてみましょう。
まとめ
- 入園までに身に着けておきたいのは『早寝・早起き・朝ごはん』
- 同年代ともしっかり触れ合っておこう。
- 読み書きや好き嫌いなどは焦らなくても大丈夫。
入園後、ママ友たちといつも話すのは「集団の力ってすごいね」ということ。
本当に、集団生活に入ると子どもはぐっと成長し、家では見せなかった顔をみせてくれるものです。
今は「入園楽しみだね」の気持ちを大切に育みつつ、焦らずゆっくり生活リズムを整えていきましょうね。