「もしかして妊娠かも!?」その時あなたはどうしますか?
まずドラッグストアで妊娠検査薬を買ってきて・・・まさかの陽性反応!
でも、どこの産婦人科に行けばいいんだろう?
そんな「もしも」のときに迷わなくて済むよう、妊娠前によくリサーチしておきましょう。
私自身、上の子は総合病院で、下の子は個人の産婦人科医院で出産しました。
やはり、同じ『産婦人科』でもいろいろな違いがあるんです。
そこで、私の実体験を通して感じた、総合病院と産科医院との違いをご紹介します。
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総合病院のメリット・デメリットとは?
総合病院のメリットとして挙げられるのは、なんといっても『高度な医療ケアが受けられる安心感』ではないでしょうか。
また、周産期医療センターに指定されている病院では、NICUやGCUがあり、産まれてきた赤ちゃんにもしものことがあっても安心です。
実際、産科医院で産まれた下の子は医療ケアが必要になってNICUのある総合病院に緊急搬送されたので、やはり『すぐに』医療ケアが受けられる、というのは大きいなあ~と実感しました。
ただその安心感を蹴ってでも下の子を産科医院で出産した最大の理由・・・
それは総合病院のデメリットでもある、『患者感』。
もちろん産婦人科の患者さんだけ特別扱いできないのは百も承知なのですが、
- おかずは他科と一緒、
- カロリー摂取のため白米のみ山盛りのご飯、
っていうのが本っ当に辛かったんです。
それ以外は特に大きな不満はなかったんですが、上の子のママ友さん達の話を聞いて、「産科医院でも産んでみたい!」という気持ちは膨らむばかりでした。
個人の産科医院にもメリット・デメリットはある
そんな多大な期待を胸に受診した産婦人科医院。
私が行ったのは、数年前に改築されたばかりの小洒落た個人クリニック。
もう本当に、『患者』ではなく『お客様』な扱いなんですね。
- 妊婦教室でおやつが出る
- ヨガやエアロビの教室がある
- エコーの画像がCD-ROMでもらえる。
入院中は、
- 専属シェフの作る有機野菜たっぷりの食事に手作りおやつ
- フルコースのお祝い膳
- アメニティグッズは無料配布される
- 粉ミルクメーカーからのお土産
などなど、たくさんいただきました。
極めつけは産後のエステサービス。
私はフットマッサージをしてもらい、リラックスできると同時にむくみも楽に。まさに至福のひとときでした。
このように、まさに『ホスピタリティー』、おもてなし満載の産科医院ですが、ここに大きなデメリットが・・・
そう、サービスの分だけ入院費が高いんですね~(涙)
各病院で差はありますが、私の場合、産科医院のほうが3割増しでした。
また、人気の産科医院は分娩予約が非常に取りにくいです。
早いところでは心拍が確認される10週頃にはもういっぱいになっているところも・・・
私が行ったところもまさにそういう感じで、妊娠に気付いて受診した5週には
「もう予約が埋まってきているので、出産希望であればすぐに分娩予約をしてください」と言われ、びっくりしました。
じゃあ私はどっちを選べばいいの?
結局、
- 何らかの基礎疾患がある
- 高齢出産である
- とにかく不安、出産には万全を期して臨みたい
という人は「総合病院」を、
- 特に現段階で気になる症状はない
- 一生に数回しかないことだからここぞとばかりチヤホヤされたい
という人は「個人の産科医院」を選ぶのが妥当と言えそうです。
ただ、基本条件として、家から通える距離にあること。
山間部など選択肢がない場合を除いて、車で片道一時間を超えるところはやはりいざという時心配なので、やめておいたほうがよいでしょう。
そして、何より大切なのが、主治医やスタッフが信用できると感じる病院を選ぶこと。
出産は赤ちゃんとの初めての対面、一生の思い出に残りますから、設備はよくても医師の人間性がちょっと・・・というような評判のある病院は、はじめから避けたほうが無難です。
まとめ
- 出産に関して何らかの不安がある場合は総合病院へ
- 多少お金はかかっても非日常を満喫したい人は産科医院へ
- どちらの場合も最後はスタッフの人柄が重要
以上が、私の体験を基にした病院選びの基準です。
納得して選んだ場所でのお産は、これから始まる育児のスタートを気持ちよく迎えるためにとても重要です。
子どもが多少イヤイヤしても、その時のキラキラした思い出がきっと心の支えになってくれますよ。
自分にあう、納得できる産院を選んで、素敵なお産を目指しましょう!