子どもが風邪をひくと、もれなくついてくる鼻水・鼻づまり

 

特に小さい子どもはまだ口呼吸ができないので、「鼻が詰まったら死んじゃうんじゃ!?」と心配するママも多のではないでしょうか。

赤ちゃんの鼻詰まりは、見ている大人も辛いもの。

 

特に夜間の鼻詰まりは、子どももママも眠れないので厄介ですね。

我が子も風邪をひくと必ず鼻炎を併発し、熱など他の症状が治まっても鼻水だけは長引くので、毎回悪戦苦闘しています。

 

そこで、今回は辛い鼻詰まりを少しでも楽にするために、我が家でも実践している、6つの対処法をご紹介します。

まずは病院へ

ただの風邪と思っていても、実は背景に怖い病気が潜んでいることもあります。

まずは、かかりつけの小児科を受診し、症状にあったお薬を出してもらいましょう。

また、あまりにも鼻水がひどい場合は、病院で鼻水を取ってもらいましょう。

水分を摂る

体内の水分量が減ると、鼻水も出にくくなり、詰まってしまいます。

好きなジュースでも何でもいいので、しっかり水分を摂らせてあげましょう。

おっぱいやミルクの赤ちゃんは、一度に飲める量が減るので、ちょこちょこ授乳で乗り切りましょう。

部屋を加湿する

家の中が乾燥していると、鼻水が乾いて詰まりやすくなります。

空気中のウイルスも増殖しやすくなるので、湿度50~60%くらいになるように加湿しましょう。

加湿器がなくても、洗濯物を部屋干しにするだけでもだいぶ加湿できますよ。

お風呂に入る

まさに『超・加湿』ですね。

お風呂の湯気は鼻づまりだけでなく、咳で痛めた喉にもいいので、よほど高い熱が出ていたりぐったりしているのでなければ、風邪でも入浴して大丈夫です。

温かいお湯で鼻のまわりについた鼻水もきれいに洗ってあげましょう。

ティッシュで拭きとるより、お肌にも優しいですよ。

私はこのとき小鼻をかるく押さえて、鼻の中にある鼻水もある程度出してやるようにしています。

鼻の奥のほうに詰まっている鼻くそも、お風呂でならふやけて出しやすいですよ。

鼻水吸い器を使う

まだ自力で鼻をかめない子は、ママが鼻水吸い器で鼻水を吸いとってあげましょう。

個人的には、スポイドタイプより、『ママ鼻水とって』のようなホースタイプのほうが、奥の鼻水まで取りやすくて好きです。

あまりにもかちかちに固まっている場合は、お風呂上りか、少量の生理食塩水を鼻に垂らしてから吸うと取りやすいですよ。

温かいものを食べる

温かい汁物を食べると、湯気で鼻が温められるだけでなく、温められた鼻が温度を下げようとする効果も加わって、鼻水が出やすくなります。

鼻が奥の方で詰まってしまったときは、温かい汁物で身体を温めてから鼻水を吸ってあげると、取りやすくなりますよ。

赤ちゃんなら人肌程度に温めた白湯を、ちょこちょこ飲ませてあげましょう。

離乳食を始めている子なら、うどんや雑炊が風邪で弱った胃腸にも優しいのでおすすめです。

夜眠れないほどひどいときはどうしたらいいの?

 

夜何度も目がさめてしまう、おっぱいやミルクが飲みにくいというときは、医師にその旨相談してみましょう。

我が子は夜眠りやすくなるように、就寝前に飲む用に眠気の出やすい、少し強めの抗アレルギー薬をよくもらっていました。

夜だけでもしっかり寝てくれれば、体調も回復しやすくなりますね。

 

また、寝転がると鼻水が喉に落ちて咳を誘発したり、鼻の奥の方で詰まりやすくなったりして眠りにくいので、頭が高くなるように布団の下にバスタオルを入れて少し傾斜をつけたり、横向き

に寝かせたりすると、少し寝やすくなることがあります。

どうしてもひどいときは、抱っこでなら寝てくれるという場合もあります。

我が子は、夜目が覚めた時に、縦抱きにして水を少し飲ませると落ち着いたりしていました。

お子さんが寝やすくなるように、いろいろ工夫してみて下さいね。

長引く鼻水はアレルギー?

「いつまでたっても鼻水が収まらない」という場合は、もしかしたらアレルギー性鼻炎かもしれません。

医師に相談し、必要ならアレルギーの検査をしたり、抗アレルギー薬を内服したりします。

ほこりやハウスダストなど室内の生活環境に起因するもの、花粉や寒暖差など屋外の環境に起因するものなど、原因はさまざま。

検査で原因を特定し、それをなるべく除去することで徐々に回復してきます。

こうなると長期戦なので、お薬にも助けてもらいながら、気長につきあいましょう(涙)。

まとめ

鼻詰まりがひどいときは

  • 水分摂取
  • 加湿
  • お風呂
  • 鼻水吸い器
  • 温かい汁物

などで鼻水を出しやすく、取りやすくしてあげます。

 

夜眠れないほどひどくなったら

  • 眠りやすいように処方を変えてもらう
  • 頭を高くして寝る

など工夫してみましょう。

また、アレルギーなら、薬の内服・環境調整などしながら、気長にお付き合い。

以上が、鼻水・鼻づまりを緩和させる方法です。

基本は、とにかく水分。何でもいいので、好きなものでしっかり水分補給してあげてください。

加えて加湿することで、鼻水が軟らかくなり、出しやすくなりますよ。

しばらくはつらいですが、頑張って乗り切りましょうね